「セミの寿命は1週間」というのはウソだった? セミに関する興味深い雑学をご紹介します!

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セミの鳴き声を聞くと夏の到来を実感しますよね。

今日はそんなセミについて、とても興味深い雑学をたくさんご紹介します!

世界で一番大きいセミ、一番小さいセミ

日本に生息しているセミは約30種類ですが、世界全体ではなんと4000種類以上もいるといわれています。

その中でも世界最大のセミは、マレー半島に棲息する「テイオウゼミ」で、全長は13cmにもなります。

日本最大といわれるクマゼミの倍くらいあります。

逆に世界最小のセミはオーストラリアに棲息する「ウラブナナゼミ」で、全長わずか13mm程度しかありません。

同じセミでもこんなにサイズが違うんですね…

セミの寿命

セミは成虫になってから1週間しか生きられない、と思っている人が多いのではないでしょうか?

「八日目の蝉」なんて映画があるくらいですもんね。

でも実際には1ヶ月程度は生きられるんです。

八日目のセミはまだまだ元気というわけです(笑)

またセミは幼虫の期間がとても長いことでも有名ですね。

ツクツクボウシで1〜2年、アブラゼミで3〜4年、クマゼミで4〜5年くらいといわれています。

どうしてこんなに長い期間を土の中で過ごすのでしょうか?

セミの幼虫は、樹木の根から吸う樹液を養分として育ちます。

この樹液はほとんどが水分なので、栄養価がとても低く少しずつしか成長できません。

しかもたくさんの幼虫が樹液を一気に吸い上げると樹木の成長が止まってしまうので、少しずつ時間をかけて吸っていくのです。

幼虫の期間が長いのは、自然との調和を優先した結果だったんですね。

素数ゼミ

皆さんは「素数ゼミ」とよばれるセミを知っていますか?

素数とは、1とその数自身でしか割りきれない数字で、2、3、5、7、11、13、17…と続く数字です。

北米にはそれぞれ13年周期と17年周期で大量発生するセミがいて、今年の2024年はちょうどこの2種類のセミが同時発生した年だったんです。

この同時発生はなんと221年ぶりの出来事で、少なく見積もって2000億匹のセミが発生したそうです。

セミ1匹の体長は約2.5cmを少し超えるくらいなので、これを1匹ずつ縦に並べると長さは約508万キロにもなります。

これは地球と月の間を6周半くらい往復できる距離です。

次回の同時発生は221年後の2245年なので、私達はもう二度と見ることができない貴重な現象だったんですね。

カワセミはセミの仲間?

カワセミは「飛ぶ宝石」ともいわれ、スズメくらいの大きさの美しい小鳥です。

「川に棲んでいるセミ」ということでセミの仲間?と思ってしまいますが、これは違います。

カワセミのセミは、古名である「ソニドリ(翠鳥)」のソニが変化したものです。

ソニ(翠)とは絵画用の青い土のことで、「翡翠(ヒスイ)」のスイという字にも使われていますね。

カワセミ特有の、青緑色の美しい羽を形容するためにこの字が用いられた、というわけです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

セミは鳴き声がうるさかったり、急に飛んだりして苦手な人も多いかもしれませんが、これを機会に少しでもセミに興味をもっていただけたら嬉しいです!

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